NFT投資で頻繁に取引する中、MetaMask(メタマスク)のキュー詰まりという現象とかなりの確率で出くわします。
キュー詰まりと一言で言っても、その現象が違うことで、対処方も違ってきます。
今回では、MetaMask(メタマスク)のキュー詰まりのよくある2つのパターンを解説します。
図解でわかりやすく説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
本記事でわかること
- MetaMask(メタマスク)のキュー詰まりの現象(2パターン紹介)
- MetaMask(メタマスク)のキュー詰まりの解消方法(2パターンそれぞれ)
MetaMask(メタマスク)のキュー詰まりの現象(2パターン)
今まで私が遭遇したMetaMaskのキュー詰まりの現象が主に以下の2パターンでした。
- トランザクションがすでに実行している(Pending中)が、なかなか終わらないパターン
- Pendingすら実施していないが、次の処理がうまく実行されないパターン
それぞれ以下のイメージ図を見てみましょう。
1.トランザクション実施中(Pending中)で終わらないパターン
アカウントのEtherscanで表示を開いて、Etherscanの中を見てみると、pending中の処理がたくさん残っているパターンです。
アカウントの「アクティビティ」をクリックすると、そこにもたくさんの「保留中」の処理があります。
このパターンになった原因は、「ガス詰まり」になっている可能性が大きいと考えられます。
ガス代というのは、トランザクションフィーという、取引する際にかかる手数料のことです。ガス代は取引量や時間帯によって変動しますが、適正なガス代を設定しないと(ガス代を通常より低く設定すると)、取引の実行順番が後回しにされます。
その結果、pending状態で終わらず、次の処理が実行されなくなります。
2.Pending実施されず、次の作業が進められないパターン
アカウントのEtherscanで表示を開いて、Etherscanの中を見てみると、pending中の処理が特になく、至って正常に見える。
しかし、アカウントの「アクティビティ」をクリックすると、そこには、たくさんの「保留中」の処理があります。
このパターンになった原因は、Metamask(メタマスク)で何らからの不具合が発生している可能性が大きいと考えられます。
上記2つのパターン、どれでも後続処理を止めているので、早めに解消する必要があります。
MetaMask(メタマスク)のキュー詰まりの解消方法
1.トランザクション実施中(Pending中)で終わらないパターンの対処法
結論:
以下の3つの方法で解消します。
- そのままずっと待つ。
- さらにガス代を上乗せして処理を加速させる。
- 処理をキャンセルする。(ガス代がかかる)
対処1:そのままずっと待つ
ただひたすら待ち続けることで、いずれ解消できますが、めっちゃ時間がかかる場合があります。
私は以前、最長二日間を待ったことがあります。
メリットとしては、追加のガス代がかからないため、特に急いでいない次の処理を実行しない場合は、そのまま待ちつづけてもいいかもしれません。
対処2:ガス代を上乗せて処理を加速させる
Metamaskで「アクティビティ」をクリックしたら、キューになっているコントラクトインタラクションが表示されます。
一番古い「保留中」のものを先に処理しましょう!「スピードアップ」を選択して、ガス代を調整します。
ガス代を高めにすると通りやすいですが、あまりにも高い場合はご自身で判断してください。
対処3:先頭の処理をキャンセル
スピードアップしても、キューが解消されない場合があります。その時は、キャンセルすることも可能です。
同じように、「アクティビティ」を開いて、一番古いコントラクトインタラクションの「キャンセル」を選択します。
ガス代を設定して、確定をクリックします。
最初にガス代をわざと低く設定する場合に、このキュー詰まりが発生することが多いので、なるべく最初からガス代をケチらないようにしましょう!
2.Pending実施されず、次の作業が進められないパターンの解消法
結論:
Metamask側で「アカウントのリセット」をすれば解消できます。
このパターンだと、実際のブロックチェーン上に問題となるトランザクションが刻まれていないため、メタマスク上での詰まりを解消すれば良いだけです。
「アカウントのリセット」では、ウォレットで接続しているネットワークの、メタマスク上のトランザクションをクリアします。
実際の手順について、いかのようになります。図解と合わせてご確認ください。
- メタマスク右上のアカウントマークをクリック。
- 「設定」をクリック。
- 「高度な設定」をクリック。
- 上から3番目の「アカウントのリセット」をクリック。
なお、アカウントをリセットすると、トランザクション履歴が消去されます。これによりアカウント内の残高が変更されることはありません。また、シークレットリカバリーフレーズの再入力が求められることもありません。
まとめ
今回は、MetaMask(メタマスク)のキュー詰まりという現象について、紹介しました。
そして、キュー詰まりのよくある2つのパターンとその解消方法を解説しました。
急なトラブルをうまく対処して、焦らずやっていきましょう。
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